diary

変身

ワンマンライブが終わったよ。
最高だ!!お前らは最高だ!!!!
ありがとう。いや違うな。
ありがとうなどという言葉では表せない。
今まであんた達が俺にくれた分、盛大にお返ししてやろうと企んどったが、どうやらまた大層なもんをもらっちまったらしい。何ヶ月も前からゲロ吐きそうなくらい考えてがんばったのに!
悔しいけど、嬉しいけど、やっぱり悔しい。

終わってからの俺は
ずっと布団に隠れていた。テレビも漫画もTwitterもmixiもろくに見ないで
誰にも聞こえないように毛布の中で唸って、眠たくなって、夢を見て、また目を覚まして、ちょっとテレビをつけてみて、くだらないなとまた目を閉じて、夢を見た。

最初は寂しかっただけなんだ。一番の敵がいなくなってしまった。ラスボスを倒し終えたRPGの世界みたいな、そんな感じ。あの夜は俺にとって一番の不安の塊で、一番の楽しみで、一番の目標だった。
でもその寂しさはどんどんなくなっていって、

気付けば俺は、考えていた。
『これから何をしようか』と。
みんなの、自分の、望む形に変身するには、なにをすりゃいいの?
何になりゃいいの?
そもそも俺にできるの?

頭が千切れるくらい考えた。
そして四日経った。ビレッジマンズストアのスタジオ練習だということで、俺はしぶしぶ外へ出た。

練習はまあ、練習だった。やはりライブみたいに楽しくはないね

練習も終わり、みつるがワンマンライブのDVDを貸してくれた。
俺は反省したりするのが超苦手、というか嫌いで、普段は自分達のライブDVDなんか見ないが、この気持ちをどうしたらいいのか分からねえままだったので、まあ一回だけ見てみようかなと、壊れかけのプレステ2にDVDをセットして再生ボタンを押した。

画面の中では俺がぶっさいくな顔になって歌ってる。イヤだなあ。MCで噛んでる。勘弁してくれよ、俺。
でもこいつら楽しそうだなあ、

そして気がついた。
あのライブで俺が言った事は、全部本当のことだ。ウソなんて一つもない。
俺が音楽を続ける理由も、ライブをする意味も、ぶっさいくな顔で、ちゃんと伝えている。

なんだ、俺はちゃんと分かってるんじゃないか。
これをやればいいんだ、
次のライブがワンマンライブより楽しかったら、その次がそれより楽しかったら、ずっとみんなと一緒にいられる。大切な物を一つもこぼさねえで済む。
嘘をつかなくてよかった、見失わずに済んだ。
何度も言ってきた。

自分を大切にしてくれるみんなと、大好きな女の子一人守れるような、そんなロックンロールがしたいのだ、俺は。

俺はちゃらついて見えるらしいが、そんなのもうどうでもええ、あんたらが分かってくれりゃ、それでええ。

俺はもっとかっこいい俺に変身すりゃええのだ。
見張っていてちょうだい。
そんでまた、楽しいこと沢山しよう。

このベルトが回り始めても俺は逃げない!
来年も再来年もその次の年もじじいになっても死んでもよろしく!
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by vms_vms | 2011-12-16 06:02